遊戯足跡

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むせる荒野の穴掘りロボット【スチームワールド ディグ】

ハード:PSVita

ジャンル:パズル

プレイ人数:1人

 

快適:☆☆☆☆

熱中:☆☆☆☆☆

総評:☆☆☆☆☆

 

 

感想

 

 スチームワールドディグ、それは西部の荒野で穴を掘り続けるゲーム。地下に潜り資源や宝石を掘り当て、地上に戻ってより良い装備を手に入れてまた潜るゲーム。西部の荒野というむせる世界観とスチームパンクな雰囲気がマッチして最高の世界観を彩る。

 

 主人公は叔父を訪ねて田舎町にやってきた穴掘りロボット(?)のラスティ。しかし、やって来た田舎町は過疎りすぎていてまさに限界集落。ラスティはひょんなことから金を掘り当て町を活性化してあげる事になる。ゲームは2Dアクションゲームで展開。帰り道のことも考えながら下へ下へと掘り進んでいく。しかし、目の前の財宝に目が眩み欲を出すと落盤が起きたり怪物が降ってきてたりとだいたい酷い目に合うこととなる。この『どこまで潜るか』という自分の装備と目の前の財宝の価値、カバンの空き容量、死んでしまった場合のリスクを考える駆け引きが一番楽しいところであろう。

 

 また、このゲームは地上まで戻っても今まで掘っていた地下の状態が失われない(極一部はリセットされる)そのため、無闇に穴を掘りまくると後で痛い目を見ることとなる。とはいっても、取り返しがつかなくなるレベルではないので最初のうちは試行錯誤を繰り返していくのが良いだろう。

 

 地下から資源を掘って地上に戻ると愉快な町の住民達がラスティの事を迎えてくれる。住民たちは最初は少ないが、ラスティが穴を掘って行くに連れどんどん増えていく。登場人物は全員どこか人間臭いユーモラスなロボット達で構成されている。会話や掛け合い自体は面白いのだが、ゲームの趣旨が穴掘りであるためかイベント数は少ない。ストーリーを楽しむゲームというよりは、純粋に穴を掘り続けるゲームである。

 

 一周あたりのボリュームはそれほどなく、数時間程でクリアできるレベル。その周回の評価を出してくれるが、周回要素はない。